グレーゾーン金利とカードローンの関係

高低差のあるカードローン金利が生み出した危険なブラックホール

どんな法律にも穴というものがあるもので、法律の隙をついて「○イ○ドア」の社長は大手テレビ会社を買収しようとしましたし、どの業界でも法に触れない程度にお金を儲けようとする人がいるものです。

金融業界も同様のことが言えます。以前は‘法律の隙間’をついて、各金融機関は顧客から法外とも言える利息を受け取っていたのです。それはどんな問題だったのか、詳しく見ていくことにしましょう。

法律の隙間を突いたグレーゾーン金利

顧客にお金を貸し付ける時に根拠となる法律は二つあり、一つは出資法、もう一つが利息制限法です。簡単に言えば、この二つの法律が定める上限金利が異なっていたため、以前は大部分の貸金業者が高金利での貸付を行っていました。

つまり、二つの法律が定める上限金利の差異をグレーゾーン金利と呼んでおり、一昔前はこのグレーゾーン金利によって多くの消費者が苦しんだのです。2013年現在、このグレーゾーン金利の問題は解決済みで、上で挙げた二つの法律が定める上限金利が全く同じになっていて、グレーゾーンはすでになくなりました。

グレーゾーン金利が生み出したもの

グレーゾーン金利が存在していた時にカードローンを利用していた人は、法外とも言える高金利での返済を行なっていた可能性が高いでしょう。実際に高金利で支払いを行なっていた人が多数おり、その結果「過払い訴訟」が頻繁に行われるようになったのです。

過払い訴訟は年々減少しているようですが、以前は訴訟が多すぎて倒産した貸金業者もあるくらいです。この過払い訴訟とは、「払いすぎたお金を返せ~!」と訴える訴訟のことです。しかし、一度に多くの消費者から訴えられたら、大手の貸金業者も困ってしまいます。

ですから、実際に倒産してしまった会社があるわけですね。金利がもたらす影響とは、良くも悪くも大きいことがよく分かると思います。

大手の金融機関での借入が安心!

今からカードローンでお金を借りようと思っている方は、以上のようなグレーゾーン金利の心配はいりません。しかし、グレーゾーン金利の問題が解決したからと言って、他の問題が勃発しないとは言い切れません。

そうしたことを考えると、カードローン利用するのはやはり信用度の大きい大手の銀行、又はその他金融業者が安心です。大手の銀行も最近ではお得なカードローンを取扱っていますから、積極的に調べてみることにしましょう。
(⇒カードローン会社の賢い選び方とは