カードローンの返済を甘く見ている人を待ち受ける最悪の結果
電気量販店へ行って大型スクリーンの新型TVを買い、支払いはクレジットカードで。クレジットカードにポイントが貯まり、しかも家でのエンターテイメントを思う存分に楽しむこともできて、気分は上々です。
しかし、カードローンでの返済を甘く見ている人は、上のような経験が全くできなくなります。TVを買うどころかクレジットカードさえ持つことができなくなるのです。それは一体どういうことなのか、カードローンの返済を甘く見た最悪の結果を見てみることにしましょう。
返済滞納がもたらす最悪の結果、債務整理
カードローンの返済滞納は、個人信用情報機関に事故情報として記録されます。つまり、ブラックリストに載ってしまうということです。返済滞納の度合いにもよりますが、5年ほどはカードローンや各種ローンを組めなくなるでしょう。
しかし、それよりひどい結果と言えば、債務整理です。お金を借りすぎて返済できない状態、又は多重債務に陥り法律によって借金を処理すること、つまり債務整理を行なうことになれば、カードローンを利用できなくなるどころか、人生計画が180度転換することになります。
債務整理とは一体何でしょうか?主に以下の4種類の方法で借金を整理することです。
■任意整理
■特定調停
■民事再生
■自己破産
上の3つは条件付きで借金を減額してもらうことですが、一番下の「自己破産」は借金全額を帳消しにしてもらう処理方法です。「帳消し?それが良い!!」と思う方がいるかもしれませんが、そんなことはありません。自分が所有する資産全てが差し押さえられ、何もかもなくなります。これからの夢も希望もなくなる最悪の債務整理方法と考えられます。
自己破産となれば長い間新規のローンを組むことができなくなりますし、カードローンやクレジットカードも利用はできません。とにかく制限だらけの人生となり、借金を帳消しにしてもらう代償をずっと負っていくことになるでしょう。
債務整理への正しい見方を持とう
債務整理を行なうようなことになってからでは遅すぎますから、カードローン利用前の返済計画、そして確実に計画を実行すること、むやみに利用しないことなどを心がける必要があります。
しかし、見方を変えると、債務整理は消費者保護の法律でもあります。債務整理に至る過程が悪いとしても、結果は結果、借金苦に陥ってしまったなら何とかしなければなりません。借金がどうしても減らない場合、最後の最後の手段として債務整理を選択し「法律に保護してもらう」ことができるわけですから、利用の躊躇は必要ありません。
債務整理への見方もバランスが重要ですので、その点をお忘れなく。