債務整理を免れてもブラックになる危険性

債務整理はしていないのにブラックになることはありますか?

以前カードローンを利用し過ぎて多重債務に陥り返済滞納が滞ったため、弁護士の先生に相談の上任意整理をすることにしました。しかし、任意整理は結局行わず、家族の援助で完済できました。任意整理の手続きはしていませんからブラックではないと思うのですが、先日カードローンを申込んだら審査が通りませんでした。

債務整理をしていないのにブラックになることってあるのでしょうか?

債務整理だけがブラック対象ではありません

任意整理の手続きをしただけで実際には債務整理していないとのことですが、それ以前に借金が滞納していたわけですから、その時点で事故情報が信用情報機関に記録されているはずです。ですから、任意整理はしていないにしてもブラックになることは十分にあり得ます。

ここでおさらいですが、債務整理には4種類あり、上述した任意整理の他に民事再生、特定調停、自己破産の4つです。この4種の債務整理を行なえば、必ず信用情報機関に記録されます。そうすると新規のローンを組むことやクレジットカードの作成が不可となります。

その他に、返済遅延や返済滞納した場合もブラックとなります。返済遅延は返済が1日遅れただけでは事故情報として記録されることはほとんどありませんが、悪質な場合はすぐに記録されます。返済滞納はたいていすぐに事故情報として記録されるようです。

また、申込みブラックにも十分注意が必要です。申込みをした時に、何らかの理由で審査通過しない時、時をおかずにすぐに違うカードローン会社で申込みを行ない、そこでも審査不通過となるケースがあります。審査不通過が3社続くと申込みブラックとして記録されるようですから、その点にも留意しなければなりません。

何れにしろ、債務整理だけでなく返済遅延・返済滞納、そして申込ブラックでも新たなローンを組むことができません。債務整理してないからといって安心は禁物です。