債務整理後の新規ローンについて

債務整理後もカードローンが利用できるって本当ですか?

私の友人の話ですが、カードローンを使いすぎて返済苦に陥り、結局債務整理をすることになったのですが、その彼は債務整理の後もカードローンとクレジットカードを利用できたというのです。債務整理をすると新たなローンを組むことはできない、っていうのが定説ですが、私の友人の話はあり得ることなのでしょうか?

債務整理の方法によっては可能な場合があります

ご存知かもしれませんが、債務整理には4つの方法があります。

■任意整理
■民事再生
■特定調停
■自己破産

以上4つの方法がありますが、一番上の任意整理に注目してみましょう。任意整理を言い換えると「示談」とも言えますが、債権者であるカードローン会社と交渉し、利息や毎月の支払額を減らしてもらうことです。債務者が直接交渉しても相手にはしてもらえませんから、弁護士又は司法書士の先生に委託し交渉することになります。

弁護士の先生にお願いすると、受任通知というものが債権者であるカードローン会社に発送されます。そうすると、愛犬者は債務者に対して取立てを行なうことができません。その後、カードローン会社との交渉が成立するまで返済をする必要がなくなります。すべての手続きは弁護士の先生が行なってくれますので、面倒な手続きは不要となります。

さて、本題に戻りますが、この任意整理では弁護士と債権者の交渉となるわけですが、その時に継続してカードローンやクレジットカードを利用したい旨を含めることができます。もちろん、選択権は債権者の貸金業者にありますから、必ず継続して利用できるとは限りませんが、交渉次第で可能であるということです。

私の友人は債務整理を行なったということですが、この任意整理による利息減額に成功し、且つ継続してカードローンが利用できるよう交渉成立となったというわけだったのです。すべての人が成功するわけではありませんが、そういう事例もありますから、最初からあきらめる必要はありません。

ただし、任意整理の注意点を頭に入れておかなければなりませんが、任意整理はあくまでも利息軽減の交渉ですから、元本の返済は必須となります。借金がなくなるわけではないのです。また、任意整理も債務整理のうちですから、事故情報として信用情報機関に記録されます。いわゆるブラックとなるわけですから、その点は肝に銘じておきましょう。