カードローン審査の相違について

各金融機関が行なうカードローン審査、その基準の相違は如何に?

カードローンのX社で申込みをして審査が通らなかったけど、Y社では審査が通ったというのはよくある話です。しかし、よく分からないのは、なぜ会社によって審査通過の可否が異なるのでしょうか?カードローン審査の基準は、会社によって違うものなのでしょうか?

審査のからくりとは

カードローン会社では、申込がなされると必ず審査があるわけですが、審査基準の原則はどの会社でも共通しています。端的に言えば、申込人に返済能力があるか否かを見極めることです。

返済能力を見極めるために、例えば、収入、年齢、勤続年数、既婚の有無、子供の有無、その他カードローン会社での借金の有無など、いくつかの項目を会社が定める基準に沿って審査を行うわけですね。

しかし、それぞれの項目の基準の高さは会社によって微妙に異なるようです。勤続年数を一例で言えば、あるカードローン会社は勤続年数最低3年と定めるところもあれば、半年でOKの会社もあります。

要は審査すべき項目はたいてい同じでも、厳格性に高低差があるということなのです。言い換えれば、ある会社はどんどんお金を貸したいと思うかもしれませんし、逆にある会社は物凄い慎重な会社かもしれません。各会社の特長が異なるため、審査基準にある程度の幅ができるということなのです。

最低限の審査基準は満たしている必要がある

しかし、前述したように、カードローン会社が審査する上での基準は基本的に同じで、申込人の返済能力を問うわけです。返済時に、申込人は利息と元本を返済するわけで、その利息がカードローン会社の主な収入源となります。

利息を返済してもらえなければ、利益はゼロ。元本を返してもらえないと利益どころか損失を出すことになり、経営赤字となってしまいます。ですから、審査の時に申込人の返済能力をしっかりと見極めるというわけなのです。

カードローン各社の審査基準にある程度の幅があるとはいえ、最低限の返済能力を証明しなければなりません。一般的に言えば、年齢が20歳以上であることはもちろんのこと、定期収入があり、現在複数の金融業者での借金がないこと等は絶対条件と言えるでしょう。

今の自分の経済状況が、カードローン会社の信頼を勝ち取ることができるか、この点を考えての申込みが必須となります。